心に平和の礎を

Lapistone Musicの克規です。

 

僕は、ピアノを弾けて幸せだなと感じます。

なぜかというと、音楽をしている時は心が満たされるからです。

ピアノから「知ること」「学ぶこと」「身に付けること」のすべてが叶うからです。

 

昨年のコロナウィルスにより、自粛が余儀なくされたその時、皆さんは何をしていましたか?

僕は大きく空いた時間で、前から弾きたいと思っていた曲に挑戦しました。

人前で披露するわけではないけれど、ベートーヴェン、ラヴェル、プーランク、シューベルト、たくさんの曲に触れました。

 

今は便利な世の中です。ネットを開けばすぐに色んな演奏を聴くことが出来ます。

色んな演奏家の演奏を参考にしながら、ああでもない、こうでもないと表現を考えます。

表現が磨かれてくると心の中で、現在しない作曲者と対話できているような気持ちになれました。

そうすると、自然と孤独感はなくなり、僕にはピアノがあるから、と心に拠り所があるように感じました。

 

若い世代にとって今の世の中は、情報過多、多様化、複雑化しすぎて生きる意味がはっきりと見つけ辛い世の中になっています。

加え、現在はコロナウィルスデルタ株が猛威を振るい、ここ愛知も緊急事態宣言の真下です。若い世代に限らずたくさんの方が生きる楽しみを奪われていると思います。

 

「自分の心に平和の礎」があれば、人生を豊かに出来ます。その方法の一つが音楽だと僕は思っています。

音楽の良いところは自分の奥深いところと対話することが出来るところです。しかしこれは、実際に演奏する人でないといけません。また、上手下手は関係ありません。

SNSなど世に発信するツールが発展していますが、音楽は一人でも十分楽しめるし、十分満たされます。

 

それを昨年先生仲間に話したら、「お前は変人だな。」と鼻で笑われました。その後「正しいと思うけど。」と付け加えてもらえましたが。